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SH234  

『ベイビー,アフターナイト』

 


 

這個故事是屬於『オメルタ Omerta CODE:TYCOON』裏的EXTRA STORY 石松和パオロ的短篇。

簡略要點:H並不詳細、腹黑人妻、豬頭中二攻、日語

※請勿轉載※ 主要分享給同好~

對話顏色:石松;パオロ。


 

 

 

 ……東京・赤坂に位置するキングシーザーのアジト。

 その夜、二人の男がアジト内のとある一室の後片付けに追われていた。

 

石松:はあ……バンビーノが無事に施設にもらわれていったのは喜ぶべきなんだろうが……

石松:何だかなあ。嵐が去った後みたいっていうか、パーティーが終わった後みたいっていうか――

パオロ:ちょっと、石松。溜め息吐いてる暇があったら、さっさと手を動かしてよ。

パオロ:レオン君がいなくなって寂しいのは、僕にも分かる……だけど、ぬいぐるみを見つめてボーっとしてる石松は正直、不気味だよ。

パオロ:そんなに寂しいなら、そのぬいぐるみ、石松にあげようか?

石松:い、いらねえよ! こんなイヌだかクマだか分かんねえ、毛むくじゃら……

 

 キングシーザー幹部の石松陣。同じ幹部の中でも、霧生やパオロよりも古くから組織に籍を置く男だ。

 血の気が多く、キングシーザーの中でも武力行使や脅しつけを得意とする石松。その反面、面倒見の良い兄貴肌でもあり、ファミリ
ーから慕われている。

 しかし、ぬいぐるみを片手に物憂げに溜め息を吐く石松の姿は、部下達が目にしたら驚嘆する光景だろう。

 

パオロ:残念だけど、その子はライオン。イヌでもクマでもないよ。

パオロ:それに、毛むくじゃらとは酷いなあ……僕の大切なイタリア土産なのに。

 

 彼――パオロ・ピアノはシチリアから派遣された幹部で、主にメーラグロッソを始めとした『表』の取引を任されている。

 

 普段柔和な表情を絶やさないパオロだが、今は石松の様子に、呆れ顔を浮かべていた。

 

石松:んなの知るかよ。そもそも……お前、部屋からいろいろ持って来すぎだろうが、これ。

石松:玩具にぬいぐるみ。男のくせに、こんなモンばっかり持ってるなんてよ――ほれ。

パオロ:あ、もう……

 

 石松が放り投げたぬいぐるみは、綺麗な弧を描き、パオロの腕に収まった。

 

パオロ:そうやって物を雑に扱うから、抱っこした時にレオン君だって怖がるんじゃないか。自分も放り投げられるんじゃないかって……

石松:するワケねえだろ、そんな事。

 

 反論する石松だったが、その言葉はどこか勢いに欠ける……パオロはそう感じた。

 二人がここで瑠夏の拾ってきた赤ん坊の面倒を見たのは、ほんの数日間だ。

 慣れない世話は悪戦苦闘の連続だったが、それでも、こうして赤ん坊がいなくなってしまった今、何となく互いに寂しさを感じている。

 特に石松は、激しく泣かれようとも、めげずに赤ん坊をあやし続けていた事もあり、思い入れもひとしおだったのだろう。目に見えて寂
しげだ。

 

パオロ:…………やれやれ、仕方ないなあ。

 そんな石松を見かねたパオロは、小さく溜め息を吐いてから口を開いた。

パオロ:石松、この片付けが終わったら、ちょっと顔貸して。

石松:何だよ……また仕事でも押し付ける気か?

パオロ:違うって。今日は特別に、僕が石松を労わってあげようかなーと思って。

石松:何だって?

 パオロの申し出に、石松は目を丸くした。

石松:さっきまで、手を動かせ、仕事しろってうるさかったくせに……どういう風の吹き回しだ? 

パオロ:ボスやマスター……それにJJは、レオン君がいなくなって落ち込んでる霧生君を励ますために、今、外に出ている……

パオロ:こんなに落ち込んでる石松を慰めてあげられる人間は……僕しかいないだろ?

石松:……別に、落ち込んでなんかいねえよ。

パオロ:ああ、そう。だったら…………余計に僕に付き合ってほしいなあ。

パオロ:レオン君がいなくなって、何か無性に寂しいんだよね……今だったら、僕の部屋でシチリア産の赤ワインも付けてあげるよ。しかも
、上物。

石松:…………そ、そうか。

石松:お前がそう言うんなら仕方ねえな! 特別に付き合ってやるよ。

 そんな言葉を交わし、二人は哺乳瓶、紙オムツ、瑠夏が必要以上にたくさん用意したベビー服……等を速やかに片付けていった。

 

 ………………………………………………

 

パオロ:はい、それじゃあ……とりあえず、お疲れ様。

石松:ああ、お前もな。

 

 その後、片付けを終えた二人は、パオロの部屋で静かに赤ワインのグラスを交わした。

 

石松:くう~……! やっぱり仕事後の一杯は格別だな、おい!

パオロ:…………石松って、ワインでもビールでも、最初の一杯はほとんど同じ台詞だよね。

 グラスのワインを一気に飲み干した石松は、次々とパオロが用意していたワインを空にしていく。

 そんな様子を眺め、しみじみ呟いたパオロ。彼に向かって口を開いた石松は、既に赤ら顔だった。

石松:何だよ……何か文句でもあんのか?

パオロ:とんでもない。何か久し振りに見て安心したよ……こうやって石松が無駄に元気に飲んでるところ。

石松:…………ったく。

 

 屈託なく笑いかけるパオロから、石松は居心地悪そうに視線を逸らした。

 

石松:そ、それにしても…………何か久し振りだな。こんなに静かなのは……

パオロ:逆に落ち着かねえもんだな…………ム所にいた時も、結構騒がしかったしよ。

 

 ……半年前の、ドラゴンヘッドの首領・劉漸が逮捕されるきっかけとなった大規模な抗争。

 幸いにもキングシーザーに死傷者は出なかったが、その代償に、幹部の石松は半年間の獄中生活を強いられた。

 キングシーザーと警察は水面下で繋がっているが、それでも必要があれば社会へのケジメとして、誰かがこの「勤め」を果たさなくては
ならない。

 

パオロ:うん、そっちもお疲れ様。刑務所生活は窮屈だっただろ?

石松:ああ、まあな…………って、「そっちも」って何だよ。ついでみたいな言い方しやがって!

パオロ:だって、石松。辛気臭いのは苦手じゃないか。入所する時だって、一人でさっさと行っちゃったし。

パオロ:ファミリーとの別れを惜しむ時間くらい、皆にあげたって良かったのにさ。

石松:そういうのは柄じゃねえんだよ……湿っぽいのは性に合わねえ。

パオロ:はは……そう言うだろうと思った。石松がさっさと入所しちゃった時、ボスも「石松らしいな」って笑ってたよ。

パオロ:………………だけどさ。

 

 ゆっくりグラスをテーブルに置いたパオロ。その目から徐々に温かな光が失われていく……

 

パオロ:僕に対して何の言葉もなしに行っちゃったのは…………ちょっと頂けないんじゃない?

石松:っ…………えっと……パオロ?

 パオロの目は少しも笑っていない。石松も、酔いが一気に醒めたような顔になる。

パオロ:そりゃあ、僕はこの組織の表側を仕切っている人間だから、簡単にポジションを外れるわけにはいかない。

パオロ:幹部から誰かを出せと言われたら、タフで塀の中へ行き慣れている石松が出る……その決定に不服はないさ。妥当な判断だ。

パオロ:でも…………何もなしで半年お別れって、結構酷い仕打ちとは思わない?

石松:…………顔合わせて、一体何話せってんだよ……

石松:元気でやれよ……ファミリーを頼む…………それぐらいしか言えねえだろうが。

 

 ……石松とパオロ、幹部同士の二人の付き合いはそれなりに長い。

 特に、パオロがイタリアから日本へ渡ってきた直後は、石松がよく彼の世話を焼いていた。

 冷静なパオロと熱い石松、ぶつかり合う事も多々あったが、二人は信頼し合う家族として、共にキングシーザーを支えてきた。

 

 そして…………

 

パオロ:別に、石松に気の利いた台詞なんて、期待してない…………だけど黙って半年間刑務所に入られるより、よっぽどマシだよ。

パオロ:おかげでこっちは相当イライラさせられたよ……「浮気したら、潰す」そう言いそびれちゃったんだから。

石松:つぶっ……!? おい、物騒な事言うんじゃねえよ……!

 

 キングシーザー内でも一部の者しか知らないことだが……二人は、それなりに深い関係だった。

 

石松:…………黙ってム所に入っちまったのは……謝る。たった半年だけだと思ったし……あん時は…………お前と顔、合わせづらかったんだよ。

石松:だってよ……会っちまったら、お前はいつも以上に生意気で気丈になって…………俺のこと、追い出そうとするだろ?

石松:お前に無理させてまで、そんな顔させたくなかったんだ。

パオロ:……弁明は、それだけ?

 苦しい心境を吐露する石松を、パオロはジッと見据えていたが……

パオロ:はあ……レオン君にはあんな顔晒しても、見送りしてあげてたくせに……何だか悲しくなってくるよ。僕の立場がなくてさあ……

石松:おいおい……バンビーノ相手に嫉妬かよ。

パオロ:うん、そうだよ。あーんな可愛いレオン君に、こーんなドス黒い思いを抱かせるなんて……石松も罪作りな男だよね。

石松:……………………

 

 気付けば、パオロの表情には拗ねたような、悪戯めいた色が宿っている。

 生意気で、素直でない所は相変わらずだが、以前と変わらないパオロの姿に石松は胸を撫で下ろした。

 

石松:それじゃあ……どうすりゃ、お前の機嫌は直るんだよ。

パオロ:そうだなあ、さっき石松が飲み干したワインの分も合わせて、僕に奢るのは確定として……

 誘ってきたのはそっちのくせに……石松は、出かかった言葉をグッと堪えて、ベッドに腰を下ろした。

パオロ:とりあえずは…………ん。

石松:ん?

 そう言うなり、パオロは石松が腰掛けていたベッドに近寄り……

 遠慮の欠片もなく、石松の横に腰掛けた。座り込んだ反動で、ベッドのスプリングが微かに軋む。

パオロ:…………頭。

石松:…………ああ。

 納得したように頷いた石松は、片手をおもむろにパオロへ伸ばし……

 その柔らかな髪を乱暴にかき混ぜた。

 

石松:刑務所の前で触った時も思ったけど……やっぱり、ムカつくぐらいサラッサラだな、お前の頭。

石松、ムカつくっていうのは余計だよ。

パオロ:でも…………うん……やっぱり何か落ち着くな。

 

 拗ねた口調ながらも、パオロは自分の頭を撫でる石松を楽しげに見つめている。

 自分の骨ばった手のどこが気持ち良いのか分からないが、以前から時折、パオロはこの仕草を強請ってきた。

 じっと撫でられているその様は、まるで小動物のような印象を石松に与えた。

 

石松:でも、まあ……アレだ……俺がいない間、よくファミリーを支えてくれたな。

石松:これからは俺も戻った事だしよ。面倒事なんかは全部任せとけ。

パオロ:うん…………これから、しっかり働いてもらうよ。

パオロ:これでも石松をすっごく頼りにしてるんだから…………よろしく頼む。

石松:お、おう……(害羞)

 

 寄りかかってくるパオロに、石松は思わずその身体を受け止める。

 

(回想:剛剛从監獄出来的時候)

 

パオロ:石松も、半年間のお勤めご苦労様。

石松:……まさか、幹部のお前が迎えに来るなんてなあ。部下にやらせりゃいいのによ。

パオロ:うわ、酷い言い草だなあ。そんなに僕の迎えが不服?

石松:だ、誰も不服とは言ってねえよ! 少し……驚いただけだ。

パオロ:……へえ、驚いただけなの? 

石松:うっせーよ、パオロ、てめェ……! 相変わらずだな、その態度!

パオロ:いやあ、だって石松だし。

石松:言ったな、この!

パオロ:うわっ!

 

(回想完畢)

 

(そうだったよな……コイツは俺以上に、ひねくれてやがる……)

(素直に嬉しいとか悔しいとか……そんな事、言った試しがねえ)

 パオロの生意気で素直でない所は相変わらずだが…………今日はそれに上乗せして、妙にしおらしく……可愛らしい。

 この熱く火照った身体は、先ほどまでのワインの所為だろうか。それとも…………

石松:おいおい……パオロ。お前、もう酔っちまったのか?

石松:そもそも、アレだ! こんな夜に、俺を部屋に入れて酒飲ませるなんて……狙ってるんじゃねえのか? お前……

 

 落ち着け……ここでがっついては、パオロから絶対零度の眼差しを喰らうかもしれない。下手したら、そのまま数週間以上お預けを喰
らうかも。

 なけなしの余裕を取り繕い、軽口を装った石松は、そのままパオロの肩を掴んだが……

パオロ:……だとしたら、どうする?

石松:っ…………

 こちらを見上げてきたパオロ……その頬はうっすらと紅潮し、紡がれた言葉は微かに震えていた。

石松:パオロ……お前…………

パオロ:ここまで言われなきゃ分かんないなんて……本当に石松には、ガッカリだね。

パオロ:でも、しょうがないよな。それが、お前……なんだからさ。

 石松の上着の袖を掴むパオロの手は、力は控えめだが、小刻みに震えている。

パオロ:これでも…………この半年間、結構大変だったんだ……

パオロ:今ここに石松がいてくれたらって…………何度も思った。悔しいけど……寂しいと何度も思った。

石松:……………………

パオロ:はは……笑えるよね。僕が石松相手にそんな――

石松:バカ野郎、んなのちっとも笑えねえ。

石松:だからよ、パオロ……お前、無理して笑うなって。

 歪んだ笑いを浮かべていたパオロを、石松は有無を言わさず胸に抱き寄せた。

石松:お前にそんな顔されると……正直、困る。どうしたらいいか、分かんねえんだ……

石松:何が正解かも分からねえ…………だけど、こんな顔してるお前は、放っておけねえ…………

パオロ:…………うん、正解なんて、分かんなくていいよ。

 呟くような声と共に、パオロがゆっくり顔を上げる。

パオロ:いい加減なように見えて…………石松はいつも僕の及第点、クリアしてくれるから。

 その潤んだ双眸に映し出されているのは、石松ただ一人だけだ。

石松:……可愛くねえヤツだな。いい加減ってのは余計だろ、コラ。

パオロ:ふっ……一言余計なのは、お互い様だろ……?

 軽口を叩き合っていた二人だったが、やがてその距離は徐々に縮まり……

 久々に交わしたキスは、とても静かで…………そして、穏やかだった。

石松:……先手打ってきたのはそっちだからな。もう、待ったはナシだぞ。

パオロ:望む所だよ……仮にここで「待て」と言って、石松は聞く耳あるの?

石松:いや、ない。

パオロ:はは………だろ? ああ、一つ先に言っておくけど……

パオロ:赤ん坊の抱き方とは違うんだから……もう、僕にダメ出しは、させないでよね……?

石松:ふん……当然だっての。

 どちらからともなく、二人の身体は柔らかなベッドに沈み込む。

 静かな部屋に響くのは、ベッドのスプリングの軋みと二人の熱い吐息のみ。

 積もり積もった愛しさと衝動のままに、その肌に触れ、更に奥の熱を求める……

 ……空白の時間を埋めるように、互いが互いを求め、その身体に自身を刻みつけたのだった……

 

 …………………………………………

 ……………………………………………………

 ………………………………………………………………

 

 ……その翌朝。

 

石松:うっ…………頭、痛ェ…………

 石松を心地よいまどろみから現実に引き戻したのは、鈍い頭痛だった。

(俺は一体何を……? 確か、パオロと一緒に部屋の片付けをして……)

 頭を押さえながら、石松はベッドから身体を起こす。

(その後、パオロに誘われて、一緒にワインを飲んで……)

(そうだ……そして、その後にパオロと一緒に…………一緒、に――)

 そこまで思考を巡らし、ベッドの横に視線を移した石松。

 そこで一瞬、彼の思考は停止した。

パオロ:…………んん…………

石松:……………………

 自分のすぐ横で眠っているパオロは……明らかに一糸まとわぬ姿だ。

 ついでに言えば、石松自身も、一枚の衣服も身につけていない。

(これは…………)

(いや、待て……落ち着け。まさか俺は、酒の勢いでコイツに無理を……?)

(くそ……ワイン三杯目以降の記憶がねえ……!)

 腰に残る疲労感…………パオロの肩や胸元にうっすら刻まれている鬱血痕は、自分がパオロにやりたがる癖だ。

 こんなに見事にやらかしておいて記憶がない…………石松は言い様のない焦燥感に苛まれた。

(何てこった…………久し振りだったってのに、俺は何て勿体無いことを――)

(いや……問題はそこじゃねえ! もし、俺が無理矢理コイツを抱いたんなら……相当マズいぞ……)

(待てよ……もしや逆に俺がコイツに抱かれ――いやいやいや、それはそれで何か悔しいが……!)

 高級料理店の奢り、土下座で済めばまだマシな方だ。パオロを怒らせた時の凍えるような眼差しは、簡単に忘れられるものではな
い。

 当時の恐ろしい記憶が脳裏に過ぎる……石松の背中に冷たいものが駆け抜けた、その時――

パオロ:ん…………いし、まつ……?

石松:っ……!!?

 掠れた声が聞こえたかと思えば、ゆっくりとパオロの双眸が開かれる。

パオロ:…………ああ、おはよ。

石松:お、おう……パオロ! お前、身体は大丈夫か……?

 少し掠れ気味のパオロの声に、石松は慌てて返事をしたが……

パオロ:んー…………全然、大丈夫じゃない。

パオロ:腰も痛いし、力も入らないし…………石松って、一旦火が付くとなかなか離してくれないよね。

 呆れたような溜め息と共に、そんな事を言うパオロ。石松は居たたまれなさに、内心ビクビクしていた。

石松:ぐっ…………な、なあパオロ……あんまり怒るなよ……? 物事には、どうにもならない力ってのがあって――

パオロ:だけどさ…………

 必死の弁明をしかけた石松の言葉をパオロが遮る。そして……

パオロ:まあ、悪くはなかったから…………今回も及第点、あげるよ。

石松:………………え?

石松:おい、パオロ? お前、今何て言った、おい……

パオロ:…………石松、僕はもう一眠りするから、時間になったら起こしてよね。

パオロ:あ、それと……しばらくはスーツの胸元、だらしなくしない方がいいかも。それじゃ、おやすみー。

石松:え……胸元って――――あ。

 パオロの言葉に、石松は自身の胸元を見下ろした。

 するとそこには、自分がパオロに残しただろう鬱血痕と同じものが刻まれている……それも、たくさん。

石松:おいおい、パオロ……これって――

パオロ:…………すー…………

石松:…………はあ。

 

 寝付きの良い奴め…………再び寝入ったパオロを見下ろし、石松はがっくり肩を落とした。

 

石松:んにしても、何が及第点だよ、偉そうに…………やっぱり可愛くねえな、コイツ……

石松:だけどよ…………

 

 無防備に寝息を立てるパオロの頭に、石松はそっと手を伸ばして……

 

石松:そんな所が可愛いって思うんだから…………本当、まいっちまうよなあ。

 

 そんな呟きと共に、石松は優しくパオロの頭を撫でた。

 その柔らかな感触に、パオロの口元が微かに緩む。

 穏やかな笑みを浮かべて眠るパオロ…………そんな彼の頭を、石松は静かに撫で続ける。

 そんな二人の周囲に響くのは、爽やかな朝を告げる小鳥のさえずりのみだ……

 …………………………………………

 ………………………………………………………………

   The End

 

 

 

 


 

PS 可無視

 

 

完全就是本着自己愛好把文本提出來的,本來是想要王偉和魚住的那個故事,但是他好長啊。fae8def99bd53405fd9a084837d8fc83_w48_h48.gif 【哪有!

所以就先看石松的吧。本來也打算翻譯的,但是我覺得這個任務,實在是太累人!070de2dcd5767ef753573c50e787fac5_w48_h26.jpeg  【去死!!

而且翻譯也不是說能看懂就代表能夠翻譯給別人看,所以,龜速地努力進行中。ad9da1cc93950a3b2e92f0bd3618fdf6_w48_h48.gif

【翻譯純屬兒戲】簡單來說就是我用來練習日文的方法之一,所以錯漏極多。

不過不管了,反正甚麼事都要試試看!a2978ffdcf4e0c931486adee80c43c57_w48_h48.gif   【一巴掌拍飛

如果真的有人類在期待的話,那先請你失望吧。aa9e200ff169917af77700d4a0581456_w48_h48.jpeg【你可以死了。。

總之,先繼續看世界盃再說~~

 

 

 

 

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